汚れ防止壁紙・表面強化壁紙 壁紙別壁紙施工 施工方法のポイント

表面に樹脂フィルムを貼付、または樹脂コーティングした壁紙。

→ 汚れや傷を付けにくくすることが目的。

表面のフィルム、樹脂層が硬い。

→ 出隅・入隅などコーナーの納まりが悪い。
→ ジョイントが納まりにくい。
→ 折りジワが付くと取れない。

表面のフィルム層が伸びにくく、伸びきるのに時間がかかる。

→ 壁紙がカールしやすい/ジョイントが納まりにくい。
→ オープンタイムを十分取らないと、後伸びで膨れやジョイントの突き上げが起きる。

通気性が全くない。

接着剤選択

ハード系・特殊壁紙には、ウォールボンド200を準備する。

ウォールボンド200

ウォールボンド200

糊付け

・壁紙がカールしやすいので合成樹脂エマルション量が多いウォールボンド200が良い。

重ね切りの場合、必ず下敷きテープを使用。

重ね切り用下敷きテープ

重ね切り用下敷きテープ

養生

糊付け後は大きくたたみ、あまり重ねない

必ずクロスボックスに入れ養生。

・ウォールボンド200は合成樹脂エマルション量が多く乾きが早い

クロスバックでも良いが、折りジワが付きやすいので注意。

クロスボックス

クロスボックス

養生時間(オープンタイム)は30分以上

(伸びきるのに時間がかかる)

・養生時間が短すぎると、後伸びにより膨れやジョイントの突き上げなどが起きる。

貼り付け

冬は表面のフィルムが硬くなるので注意。

表面フィルムは硬い場合、出隅・入隅・ジョイント部にあらかじめパラダイン390クリーン(壁装用ボンド)をすて糊しておく。

すて糊は完全乾燥させる。

パラダイン 390 クリーン

パラダイン 390 クリーン

エアー抜き完全に行う。

・表面に通気性がないため、エア抜きを完全に行わないといつまでも膨れが残る

ジョイント

糊は拭き残しが無いようにする。

・後で壁紙の変色を起こすことがある。

↓(対策)

①キレイな水で絞ったスポンジやタオルなどで良く拭き取る。
②最後に乾いたタオルで拭き取る

表面が滑りやすいのでウレタンローラーの方が掛けやすい。

急激な乾燥は避ける。

目スキの原因