紙壁紙・和紙壁紙 壁紙別壁紙施工 施工方法のポイント
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折りジワや傷がつくと元に戻らない、汚れが付くと落ちない、ものも多い。
→ 表面材の材質によるもので、施工時には十分な注意が必要である。
- 接着剤選択
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紙壁紙・和紙壁紙には、ウォールボンド100を準備する。
手漉き和紙などは、煮糊ベースのウォールボンド105が良い。
ウォールボンド100
ウォールボンド105
- 糊付け
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ジョイントは突き付けが基本。
両側に養生テープを入れる。重ね切りの場合、必ず下敷きテープを使用。
・両サイドの乾き防止+テープの厚さ分余計に切れるので、目スキ防止になる。
・ボードを切ってしまうと目スキが出やすい。(目立ちやすい)
重ね切り用下敷きテープ
- 養生
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糊付け後は大きくたたみ、あまり重ねない。
必ずクロスボックスに入れ養生。
・通気性が大きく相ハギしやすく、また、汚れも付きやすいため。
・クロスパックでも良いが、折りジワが付きやすいので注意。
クロスボックス
養生時間(オープンタイム)は30分以上。
・15分程度で良いものがほとんどだが、伸びきり安定するのに30分以上かかるものもある。
・養生時間が短すぎると、後伸びにより膨れやジョイントの突き上げなどが起きる。
- 貼り付け
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撫で刷毛は毛足の柔らかいもの。
上下に動かし、左右に動かさない。
・表面を傷つけないため。
・左右に動かすと、壁紙の伸びを誘発してしまう。
- ジョイント
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重ね切りをする場合、定規でカット。
・地ベラは使わない。
・定規の方が目スキが出にくい。
ジョイントには、必ずくいさきテープ。
・ジョイントは目スキが出やすい。
・素材は和紙とし、糊付けテープは避ける。
・くいさき状のテープではないと段差になる。
・突き付けの場合、くいさきテープ-巾広(70mm)を先に貼っておくとジョイントが楽に合わせられる。
くいさきテープ
ローラーは強く掛けない。
当て紙をしてハミ出た糊が付かないようにする。
糊が取れなくなる。
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急激な乾燥は避ける。
目スキの原因。

ウォールボンド100 + 6kg×3袋
ビニル壁紙からエコ系壁紙まで幅広い壁紙に対応する原液使用タイプの接着剤。 100シリーズの基準となり、1番人気・信頼ある接着剤。 ・NET:18kg(6kg×3袋) ・施工可能面積:約80〜120㎡

ウォールボンド105
煮糊をベースに、仕上がりは風合いが出る原液使用タイプの和紙・織物壁紙用接着剤。 ・NET:18kg ・施工可能面積:約80〜120㎡

重ね切り用下敷きテープ_UP
壁紙ジョイントを重ね切りにて納める際に利用、下地の傷付きを防止する下敷きテープ。

クロスボックス_3段重ね
糊付け後の壁紙用養生ボックス。 1箱の中へ壁紙を入れすぎず、新たなボックスを使用。

くいさきテープ_UP
壁紙ジョイントのスキ防止用テープ(糊なし)。 下地の補強用テープ。 化粧箱は小窓付きなので、箱に入れたままテープ引き出しが可能。
通気性が大きく、糊によっては表面に抜けてしまうものもある。
また、目スキの出やすいのも特長。
→ 糊の選定と養生時間の取り方がポイントである。